6/30 おりがみワークショップ 開催報告

​​「目の不自由なお子さま向け おりがみワークショップ」も今回で3回め。もうすぐ夏だから涼しくなるものを作ろう!と見本の作品を使って・・・パタパタ。「うちわだ!」とすぐに伝わりました。学生スタッフにはスリランカからの留学生もいるので「スリランカは暑いけれどうちわはありません。でもお坊さんだけが使ううちわみたいなものがあります。ටාපත(ワターパッ)です」スリランカの公用語のシンハラ語まで教わって、外国の文化にもちょっと詳しくなれました。

​​今回おりがみで折るのは金魚。いちばん一般的な15cm×15cmのおりがみを使いました。伝承作品の「カブト」からの発展ですが、カブトをたった一折りで魚に早変わりさせられる、意外な展開の作品です。わあ、魚っぽくなった!と歓声が上がりました。

おりがみの金魚を金魚鉢に見立てたうちわに貼り込んで、モールやシールを使って水草などを加え、オリジナルうちわが完成しました。みんなの作品を並べてさっそく触って鑑賞会。とっても楽しそうですね。

​同じ工程で作ったうちわなのに、金魚鉢の中はひとつひとつまったくちがう様相。それぞれ独自の世界が広がるとてもすばらしい作品ばかりでした。そこで、どういう意図で作ったのか、どこを工夫したか、ひとりひとりに発表してもらいました。ユニークな発想がとてもおもしろかった!

今回は晴眼のお子さん家族の参加もあり、さらにスタッフの子どもたちも加わって、しょうがいの垣根を超えたワークショップとなりました。必要な配慮をすれば、目が不自由でもそうでなくても、同じものを同じように楽しめるということを感じていただけていたらと思っています。

​​最後に、学生スタッフが企画したのは作品を使っての子どもたち向けレクリエーションタイム。

鈴のついているうちわを右手に、ついていないうちわを左手に持ち、旗挙げゲームならぬ「うちわ挙げゲーム」をしてみました。保育科の学生さんたちなので、さすが盛り上げ上手。そしてさすが小学生、体を動かすのはみんな得意です。

​大人はアドバンスドな「あじさい」のおりがみに挑戦していただきました。

​このワークショップに皆勤している男の子は、初回「できない」を連発してほとんど手伝ってもらっていたけれど、前回を経て今回はほとんど自分で折りあげていました。そのスキルの向上以上に、「こうでいい?」「どうやるの?」と自分でやり遂げようという意欲がとても大きくなったことがうれしかったです。

​また、初参加の女の子は「わたし目が見えないので、教えて」「見えないからわからない、触らせてください」など、初めての場と初対面の人にも臆することなく、積極的に必要な配慮を引き出すコミュニケーションを取っていたことにスタッフはみな感心しました。頼もしい。

今回参加してくださったお子さんとご家族、楽しんでいただけましたでしょうか?ありがとうございました!また、協力してくれた日本デザイン福祉専門学校 保育こどもデザイン学科の学生・卒業生の皆さん、お疲れさまでした。

今年中にもう一度はこのようなワークショップを開催したいと思っています。ご参加の方々も、今回は参加いただけなかったけれどご興味のある方も、ぜひご期待ください。